憧れの人

昨日事だけど、アニキから飲み会にお誘い頂き参加してきました。

普段はお酒を殆ど飲まないので、付き合いの悪い自分ですが、今回は別！

スペシャルゲストが来るとの事で、仕事を片付け合流。

その人とは、元全日本TTチャンピオンの岡崎和也氏。

ニッポや梅丹で活躍した元プロロードレーサー。現役を引退しボディビルに取り組んでいると言うお話は聞いていましたが、まさかこんな形でご一緒できるとは・・・（涙）

おまけに、自分のことを覚えていてくれたりして超感激！！！

実は岡崎さんとはちょっとした縁があるんです。一方的な話なんだけどね。

ここからは回想シーン・・・ｗ

自分はまだ19か20の頃、当時の全日本チャンピオンを獲得したイノアック･デキの藤野智一選手と若手だった岡選手がJCRCのレースに参加していました。確かシーズン最後の時期に行われた下総大会。

自分はロードレースを始めて1～2年。勢いだけでレースを走っていた。

当時イノアック・デキと言えば、名門チーム。日本代表や日本チャンピオンを輩出したチームです。自分は地元のクラブチームで選手に憧れ、練習と草レースに明け暮れていた。

そんな時、雲の上の存在である、イノアックの藤野選手と同じレースを走れるチャンスが舞い込んだんだ。

当時タカダフレンドに所属していた自分。タカダには安原さんと言うJCRCチャンピオンのエースがいて、自分は2番手的な存在。

レースは藤野選手と安原さんが2人で抜け出し、自分と岡崎選手が追走し合流。タカダ対イノアックの展開。

そのままレースは進み、安原さんと岡崎選手は集団に吸収。自分の藤野選手の一騎打ちに。

といっても、相手は全日本チャンピオン。ローテーション7対3位で藤野選手が引いてくれていた。

１０周位２人で逃げ、最終的には２人でゴールスプリントに。

本気で勝てるかも？と思っていたおめでたい自分は、藤野選手徹底マークでスプリント。

お互いハンドルを投げあい、僅差で敗れました。

回想終わり

当時、あのレースを見ていた人たちは、自分が勝ったんじゃないか？と思ったくらい僅差だったそうです。

本人は負けたのすぐに分かるんですけどね～。

短いレース、シーズン最後、かなりの部分を引いてくれたりと、力の差は歴然なんだけど、雲の上の人と勝負が出来た。

レース後、藤野選手から「君強いね～」って言ってもらった事が、自分の自転車人生を決定したんだ。

その２年後、自分がイノアックで走ることに・・・。それはまた別のお話。

で、その後の話は自分も知らなくて、昨日聞いたんだけどレース後、藤野選手が岡崎選手に「凄く強い奴がいて、危なかったよ」的なことを言っていたそうな。まあ、岡崎さんのリップサービスもあると思うけどねｗ

そんな話もあって、あのレースのことや、自分のことを覚えていてくれたみたい。あれだけ多くのレースを走っているプロの選手が、若い頃に出た草レースを覚えているなんて凄いよね～。

でも本当に嬉しかったな～。

別府選手や土井選手は今も活躍するレーサーだけど、実は同じレースで勝った事がある。まあ、彼らは高校生だったけど・・・（汗）

だから自分の中で、彼らにカリスマ的なオーラを感じないんだろうね。凄い選手なのはわかってるけど、彼らが強くなる前に自分が競技から引退したからね。

自分が頑張っていた頃、トップにいた選手にはいまだにオーラを感じるんだけど、これは歳をとったってことだろうな～。

色々お話を聞かせてもらった中で、心に残った話。

こんなことを言うと岡崎さんに失礼かもしれないけど、本人も言っていたことなので書くんだけど、岡崎選手はデビューした頃から強かった訳じゃない。まあ、みんな最初から強くは無いんだけど、ジュニアの頃から活躍してタイトルを取っている選手じゃ無いって事。

でも、ある時期から強烈に強くなってきた。

その切っ掛けは「根性練」だそうだ。

現役時代の岡崎選手の熱い逸話は沢山ある。

あれはその根性練の賜物なんだろうな。

若者よ！やはり根性が大事だそうだ！

ボディービルの世界でも、トップに駆け上がってくれることを期待しています！


（自分、岡崎氏、ベルマーレキャプテン）