BIKE FITの話

先日、サポートチームの選手のポジションをチェックしました。

選手レベルでトレーニングに取り組んでいても、フォームは変わるものです。

フォームが変われば、適正なポジションも変わるので微調整が必要な場合があります。

これには2通りの考えかたがあって

①ポジションを変えると使う筋肉が微妙に変わる為、ある程度の所からは変更しない。

②微妙に変わるフォームに対応し常にベストに近いポジション求めて微調整する。

どちらが正しいと言える話では無いのですが、一度専門家にポジションを見てもらったのであれば、一般の方はそれを信じるのが良いと思います。よって①がお勧めかな。

自分はBIKE FITを受けて以来、全くポジションを動かしていません。今のポジションに不満が無いため変更したくないのです。

昔はパーツやフレームを変えたいな～と思うこともありましたが、今は新たにポジションを出すのが面倒なので自転車を乗り換えるのも嫌な感じ。

選手は毎年スポンサーによって機材が変わるので、そのつどポジションを出さなくてはいけないので大変です。

当院でサポートしている湘南ベルマーレの選手以外にもBIKE FITを行っていますが、シーズン前にフィッティングを受けに来る選手もいます。

一度フィッティングの効果知ると、毎年自分でポジション出しをする事が面倒、無意味に思うそうです。

今回BIKE FITを行った選手は昨シーズンも行っています。今回、昨年のデータと差が出ました。機材の変更もありますからね。

この差を自分の感覚で微調整するのは凄く大変だし、正解が見つからないかもしれません。

ポジションを気にしながら練習をしても効率が悪い。

ペダリングにちょっと癖のある選手で、機材の関係上、フィッティングに限界があり理想値までの調整は出来なかったものの、その後の練習では脚の回転がスムーズになったとの感想をもらいました。

ポジションに正解は無いので、１ｍｍを気にし過ぎるのも駄目なんですが、１ｍｍの差と言うのも確かにあるんです。

人間の身体って凄いですよ。