バイクフィッティング

先日、バイクフィッティングを受けられた方から感想を頂きました。

私のバイクフィッティングの特徴として、痛みに対するアプローチがあります。

色々なスポーツをされる方を10年以上毎日のように診ています。

痛みにには原因があり、それを特定しなければ何度も再発し、最悪の場合慢性化してしまいます。

自転車のように、機会的に身体の動きが制限されるスポーツは、道具を身体に合わせる必要があります。

しかし、人間の身体は複雑で悪い状態にも慣れてしまい、正解が分からなくなってしまうんですね。

痛い原因が自転車のセッティングなのか？

ペダリング時の身体の使い方なのか？

トレーニングの仕方なのか？

日常生活が悪いのか？

ここを判断し、対策出来るバイクフィッターは少ないと思います。

このお客様は膝の痛みでフィッティングを受けましたが、ペダリングに悪い癖があり、フィッティング後にいつも踏み方をしたら痛みが出たそうです。

しかし、正しい動きが出来るポジションにセッティングしていますので、後日意識を変えてペダリングしたところ、痛みは出なかったと。

自転車のセッティングはとても奥が深く、目的によってセッティングは若干異なります。

この辺りの味付けをしっかり出来る事にがフィッターとしてとても重要なんです。

マニュアル通りのフィッティングは簡単ですが、まずマニュアル通りにはいきません。

人の身体は千差万別。

身体も違えば、生活習慣も違う。

目的も違う。

あらゆる角度から、ポジションを検証しなくてはその方の理想のセッティングは出せません。

特に痛みで悩んでいる方は、出来るだけ早く、正しいフィッティングを受ける事をお勧めします。